日本では散骨というと海洋での散骨が一般的です。海洋での散骨には、個別に行う場合と合同で行う場合があります。
個別の散骨のメリットは、遺族だけでゆっくりと時間をかけて故人への思いを馳せることができることです。周りの人に邪魔されずにゆっくり過ごすことができます。業者によっては個人が好きだった音楽を流すなども行ってくれます。
合同の散骨のメリットは費用を安く抑えられることです。合同散骨では、複数の遺族が一緒に船に乗り、散骨ポイントでそれぞれの家族が個人のことを思いながら散骨をします。複数の遺族が同じ船を利用することにより費用を抑えることができます。大切な人を亡くした家族同士、お互い思いやることもできるでしょう。
個別の場合でも合同の場合でも、遺族の手で散骨をすることは同じです。また、献花、献水・献酒、骨壺・桐箱の処分を行います。
個別と合同ではそれぞれメリットがあるので、どういった散骨をしたいのかよく考えて選ぶとよいでしょう。