お墓を持たない埋葬の方法として、散骨というものがあります。散骨というのは遺骨を粉骨し、その遺骨を撒くことを目的としています。しかし、散骨にも種類があります。
散骨で需要が高いのが「海洋散骨」です。海洋散骨というのは、海に粉骨した遺骨を撒くというものです。船で他の船などがあまり訪れることがない海洋のエリアまで行き、遺骨を海に撒きます。身内などが同行することもできますし、業者へと委託をすることも出来ます。
「山への散骨」は山に粉骨した遺骨を撒くことを言います。樹木葬とは異なり、遺骨を埋葬するというような概念ではなく、山へと故人を還すという考えです。そのため、樹木葬は墓地などで行いますが、散骨は里山などの自然のなかで行われます。こちらも立ち会いも委託も出来ます。
最近話題なのが「宇宙散骨」です。遺骨を宇宙に飛ばすというものです。生前は宇宙に行く夢が叶わなかったというロマンチックな人が宇宙散骨を望まれる傾向にあります。